
暑さに疲れた、そんな日の心と体へ
6月。
本来なら、梅雨の気配を感じる季節のはずなのに、
まるで夏のような暑さが続いています。
身体は汗ばみ、こころはなんとなく重たくて。
やる気が出ないのに、やることは変わらず押し寄せてくる──
そんな“ちょっとしんどい日”が、今年は少し早くやってきたのかもしれません。
でも、それはあなたのせいじゃありません。
この季節の気温や気圧の変化に、体も心もびっくりしているだけなんです。
今日はそんな「暑さにちょっとやられた日」に、
そっと自分をいたわるやさしい時間を、一緒に見つけてみませんか?
気づいてあげることから始めよう
「なんだか、疲れてるなあ」
たったそれだけでも、自分の状態に“気づいてあげる”ことは、
立派なマインドケアの第一歩です。
暑さに加えて、日々の忙しさや人とのやりとり、
SNSやニュースから受ける情報の多さも、気づかぬうちに心の疲労につながっています。
まずは、がんばろうとする手を少し止めて、
自分にこう声をかけてみてください。
「この気候じゃ、疲れて当然だよね」
「そんな中でも、今日もちゃんと生きててえらいね」
そう、優しく声をかけてみてください。
ちょっと涼しく、ちょっとやさしく。7つの自分ケアメニュー

①ぬるめの飲み物を、ゆっくり味わう
暑いからといって冷たい飲み物を一気に飲みがちですが、
内臓がびっくりして、かえって体がだるくなることもあります。
おすすめは、ぬるめのハーブティーや白湯など。
お気に入りのカップで、ひと口ずつ味わう時間が、体も心もゆるめてくれます。
私は、コーヒーを頂くことがおおいですが、それも、アイスではなくホットにしています。
②冷房にあたりすぎない、涼しい場所でひと息
暑さを避けようとして強い冷房に頼りすぎると、
今度は冷えで頭痛や倦怠感が出てしまうことにもなりかねません。
自然光の入る風通しのいい場所や、木陰、カフェの窓際などで
“心地よく過ごせる温度”を探してみてください。
③手首とうなじをひんやり冷やす
一番簡単なクールダウン方法です。
保冷剤をタオルで包んで首の後ろに当てたり、冷たい水で手首を洗ったり。
“冷やしすぎない”優しさを大切にしながら、
熱をためこんだ身体をそっと落ち着けてあげましょう。
④目を閉じて、静かな音楽を聴く
スマホやパソコンを見続けていると、
目も脳も情報で疲れてしまいます。
5分だけ目を閉じて、静かな音楽や自然音を流してみてください。
鳥の声、小川のせせらぎ、優しいピアノ──
音のやさしさに、呼吸も自然と深くなっていきます。
⑤緑のある場所で、深呼吸をひとつ
近所の公園やベランダの植物でもかまいません。
葉の揺れる音や、土のにおい、風の流れを感じるだけで
心の熱が少しずつ抜けていきます。
「今日も自然はそこにある」
その当たり前が、なんだかうれしくなる瞬間です。
⑥“疲れてもいい日”を自分に許す
「今日もやらなきゃ」「元気でいなきゃ」
そんなふうに自分に言い聞かせていませんか?
でも、どんなに晴れた日にも影があるように、
どんなにがんばり屋さんにも“疲れる日”はあるのが自然です。
やることを1つ減らす。
手を止めて空を見上げる。
そんな「ゆるむ勇気」も、心の大事な栄養です。
⑦やさしい香りのお風呂で一日の熱をほどく
ラベンダーやゆずなど、季節に合ったやさしい香りのお風呂。
熱すぎないお湯で、ぼんやりと湯船につかってみましょう。
お風呂の湯気に包まれながら、
今日の自分に「おつかれさま」を伝えてください。
まとめ

最後に、この記事の内容を振り返ってみましょう。
「6月なのに夏日…」そんな日には、こんなことを思い出してみてください。
- 🌿 暑さで疲れてしまうのは、自然なこと
→ 季節の変わり目は、心も体もがんばっています。 - ☕ ぬるめの飲み物で内側からやさしく整える
→ 一気に冷やさず、少しずつクールダウン。 - 🍃 冷房に頼りすぎず、“心地よい涼しさ”を大切に
→ 自分が快適だと感じる場所を探してみる。 - ❄️ 手首やうなじを冷やして、体温も気持ちもリセット
→ 小さな冷却で、大きな安心感。 - 🎵 目を閉じて、音の静けさに包まれる時間を
→ 情報を遮断して、心のスペースをつくる。 - 🌳 自然の中で深呼吸してみる
→ 緑と風に身をゆだねるだけで、気持ちがほぐれていきます。 - 🕊️ “今日は疲れてもいい日”と、自分に許す
→ 完璧じゃなくても大丈夫。今日も生きていてえらい。 - 🛁 香りのお風呂で、心と体をやさしくととのえる
→ 湯気に包まれて、「おつかれさま」を伝える夜に。
日々の暑さも、心の波も、季節のめぐりの一部です。
どうか今日も、あなたが自分にやさしくいられますように。