
6月といえば
本来なら、梅雨の気配を感じる季節のはずなのに、
まるで夏のような暑さが続いています。
身体は汗ばみ、こころはなんとなく重たくて。
やる気が出ないのに、やることは変わらず押し寄せてくる──
そんな“ちょっとしんどい日”が、今年は少し早くやってきたのかもしれません。
体も心も、まだ暑さに慣れきれていない季節ですね。
そんな日に感じる小さな疲れや、やる気の出ない気分。
それは怠けではなく、自然な“心のゆらぎ”です。
今日はそんな「暑さにちょっとやられた日」に、
そっと自分をいたわるやさしい時間を、一緒に見つけてみませんか?
本日は「6月なのに夏日…そんな日に、自分をいたわるやさしい時間」というテーマで綴っていきます。
気づいてあげることから始めよう
「なんだか、疲れてるなあ」
たったそれだけでも、自分の状態に“気づいてあげる”ことは、
立派なマインドケアの第一歩です。
暑さに加えて、日々の忙しさや人とのやりとり、
SNSやニュースから受ける情報の多さも、気づかぬうちに心の疲労につながっています。
まずは、がんばろうとする手を少し止めて、
自分にこう声をかけてみてください。
「この気候じゃ、疲れて当然だよね」
「そんな中でも、今日もちゃんと生きててえらいね」
そう、優しく声をかけてみてください。
暑さに心がついていかないとき
無理をしない日をゆるす
気温が上がると、知らないうちに体力も気力も消耗しています。
そんなときは「今日は頑張らない」と決める勇気を。
仕事や家事が予定通り進まなくても、それは自然なこと。
自分を追い立てず、少しだけ“ゆるめる時間”を持つことで、
心の中に小さな風が通り抜けるようになります。
暮らしをすこし軽くする見直し習慣
ため込んでいたものを手放す
上半期が終わるこの時期。
物や情報、人間関係の中に“いまはもう必要のないもの”が溜まっていませんか?
それらをひとつ手放すだけでも、心が少し軽くなります。
引き出しを整理する、SNSをいったん閉じる、
あるいは「やらなくていいことリスト」をつくる。
小さな見直しが、思考にも風通しを与えてくれます。
予定をゆるめる、時間をあける
「やらなきゃ」で埋め尽くされた一日では、
心が自分の居場所を見失ってしまいます。
空白の時間をつくることは、怠けではなく、
“これからの季節を心地よく過ごす準備”です。
週に一度、なにも予定を入れない日を。
それだけで、心の温度が少し下がっていきます。
やさしい時間を取り戻す小さな工夫

①ぬるめの飲み物を、ゆっくり味わう
暑いからといって冷たい飲み物を一気に飲みがちですが、
内臓がびっくりして、かえって体がだるくなることもあります。
おすすめは、ぬるめのハーブティーや白湯など。
お気に入りのカップで、ひと口ずつ味わう時間が、体も心もゆるめてくれます。
私は、コーヒーを頂くことがおおいですが、それも、アイスではなくホットにしています。
②冷房にあたりすぎない、涼しい場所でひと息
暑さを避けようとして強い冷房に頼りすぎると、
今度は冷えで頭痛や倦怠感が出てしまうことにもなりかねません。
自然光の入る風通しのいい場所や、木陰、カフェの窓際などで
“心地よく過ごせる温度”を探してみてください。
③手首とうなじをひんやり冷やす
一番簡単なクールダウン方法です。
保冷剤をタオルで包んで首の後ろに当てたり、冷たい水で手首を洗ったり。
“冷やしすぎない”優しさを大切にしながら、
熱をためこんだ身体をそっと落ち着けてあげましょう。
④目を閉じて、静かな音楽を聴く
スマホやパソコンを見続けていると、
目も脳も情報で疲れてしまいます。
5分だけ目を閉じて、静かな音楽や自然音を流してみてください。
鳥の声、小川のせせらぎ、優しいピアノ──
音のやさしさに、呼吸も自然と深くなっていきます。
⑤緑のある場所で、深呼吸をひとつ
近所の公園やベランダの植物でもかまいません。
葉の揺れる音や、土のにおい、風の流れを感じるだけで
心の熱が少しずつ抜けていきます。
「今日も自然はそこにある」
その当たり前が、なんだかうれしくなる瞬間です。
⑥“疲れてもいい日”を自分に許す
「今日もやらなきゃ」「元気でいなきゃ」
そんなふうに自分に言い聞かせていませんか?
でも、どんなに晴れた日にも影があるように、
どんなにがんばり屋さんにも“疲れる日”はあるのが自然です。
やることを1つ減らす。
手を止めて空を見上げる。
そんな「ゆるむ勇気」も、心の大事な栄養です。
⑦やさしい香りのお風呂で一日の熱をほどく
ラベンダーやゆずなど、季節に合ったやさしい香りのお風呂。
熱すぎないお湯で、ぼんやりと湯船につかってみましょう。
お風呂の湯気に包まれながら、
今日の自分に「おつかれさま」を伝えてください。
まとめ

最後に、この記事の内容を振り返ってみましょう。
「6月なのに夏日…」そんな日には、こんなことを思い出してみてください。
- 🌿 暑さで疲れてしまうのは、自然なこと
→ 季節の変わり目は、心も体もがんばっています。 - ☕ ぬるめの飲み物で内側からやさしく整える
→ 一気に冷やさず、少しずつクールダウン。 - 🍃 冷房に頼りすぎず、“心地よい涼しさ”を大切に
→ 自分が快適だと感じる場所を探してみる。 - ❄️ 手首やうなじを冷やして、体温も気持ちもリセット
→ 小さな冷却で、大きな安心感。 - 🎵 目を閉じて、音の静けさに包まれる時間を
→ 情報を遮断して、心のスペースをつくる。 - 🌳 自然の中で深呼吸してみる
→ 緑と風に身をゆだねるだけで、気持ちがほぐれていきます。 - 🕊️ “今日は疲れてもいい日”と、自分に許す
→ 完璧じゃなくても大丈夫。今日も生きていてえらい。 - 🛁 香りのお風呂で、心と体をやさしくととのえる
→ 湯気に包まれて、「おつかれさま」を伝える夜に。
日々の暑さも、心の波も、季節のめぐりの一部です。
どうか今日も、あなたが自分にやさしくいられますように。
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