“気温は高い、気分は低い”…そんな日に、自分にかけたいやさしいひとこと

日々のマインドケア

8月に入りました。
カレンダー上は立秋が近づいていますが、現実は…まだまだ真夏。

気温は連日30度超え。
セミの声が照りつける太陽とともに響くなか、エアコンをつけても、身体のだるさが抜けない日が続いています。

ふと気づくと、気分までどんより沈みがちに。
何をするのも億劫で、やる気が出ない。

「ちゃんと寝てるのに…」「特に理由はないのに…」
そんなふうに、自分を責めてしまいそうになる人もいるかもしれません。

でも、それはきっと、あなただけではありません。

本日は「“気温は高い、気分は低い”…そんな日に、自分にかけたいやさしいひとこと」というテーマで綴っていきます。

「わたしだけじゃない」ことを思い出す

気温が高いと、それだけで体力も心も消耗します。

たとえ一日何もしていなくても、汗をかき、水分を取り、
暑さに耐えるだけで、私たちの身体はがんばっているのです。

それなのに、やる気が出ない、動けない、と自分を責めてしまいがちですね。

そんなときは、「こんな日は、誰だってしんどい」と思い出してください。
あなたが弱いわけじゃない。気候の影響は、思っている以上に私たちに影響を与えているのです。

同じように感じている人は、あなたの近くにもきっといます。
そんな仲間を思い浮かべながら、ほんの少し自分に甘くなっていいのだと、そっと思い出してみてください。

また、SNSなどで「夏がつらい」「なんとなくしんどい」という声を見かけたら、
自分だけじゃないんだと再確認できます。他人のつぶやきに救われる日もあるのです。

「今日はがんばらなくてもいい」と許す

毎日がんばり続ける必要はありません。

「今日は何もしていない気がする…」と思う日があったとしても、
それは休むべき日だっただけのこと。

むしろ、何もしていないように感じる日こそ、
自分を整えるために必要な“調整日”なのかもしれません。

そんな日は、「今日はがんばらなくてもいいよ」と、自分にやさしく許してあげましょう。

何もしていない自分も、ちゃんと生きている。その事実を大切にしていいのです。

やる気が出ないときこそ、自分に問いかけてみましょう。
「本当に今日、がんばらないといけない?」と。
その答えは案外、NOかもしれません。

予定を減らしても、誰かに頼っても、立ち止まってもいい。
あなたはあなたのままで、今ここにいるだけで価値があるのです。

「水分と、やさしい言葉を」

暑い日に必要なのは、水分補給と心の潤いです。

冷たい麦茶、氷を浮かべたレモン水、スイカに塩をひとつまみ… 身体にやさしいものを、ゆっくりと味わうだけでも、内側から満たされていく感覚があります。

そしてもうひとつ。

身体だけでなく、心にも“やさしい言葉”という潤いを。

「今日もよくやってるよ」「しんどいの、ちゃんとわかってるよ」
そんな言葉を、自分に向けてそっとかけてあげてください。

心の中でつぶやくだけでも、ふっと肩の力が抜けていきます

誰かに言ってもらえたら嬉しい言葉を、自分に向けて贈ってみるのです。
鏡に向かって微笑むのが気恥ずかしければ、心の中でそっと唱えるだけでもかまいません。

言葉は目に見えなくても、ちゃんと効いています。
静かに、じんわりと、自分を癒す力になってくれます。

「心に風を通す」習慣をひとつだけ

室内にこもってばかりだと、空気も気持ちもこもってしまいます。

朝の10分だけ、カーテンを開けて窓をあける。
風鈴の音を聞きながら、冷たいおしぼりで首元をぬぐう。

風の通る時間は、心にも風を通してくれます。

“気持ちを切り替える小さな習慣”を、ひとつだけ取り入れてみてください。

ポイントは「気軽にできること」。
難しく考えず、気持ちよさをひとつ見つけられたら、それで十分です。

お気に入りの香りを焚く、好きな音楽をかける、小さな観葉植物に水をあげる。
そういったちょっとした“風穴”が、心をそっと軽くしてくれます。

外に出るのが難しいときは、窓から空を見上げて深呼吸するだけでも十分です。
空の青さや雲の流れは、思っている以上に、私たちの気持ちをほぐしてくれます。

「それでもう十分」

今日を生きるのがしんどい日。
それでも、こうして呼吸をして、ごはんを食べて、目覚めて、眠っている。

そのすべてが、ちゃんと“生きている”証です。

なにかを成し遂げなくてもいい。

笑顔になれなくても、誰かに優しくできなくても、 それでも、あなたは今日をがんばっている。

「それでもう十分」

そんなふうに、自分を認めてあげられる一日が、 この夏にひとつでもあれば、それはとても価値のある日です。

あなたの存在は、誰かにとって、ちゃんと意味がああります。
何もできなかった日でも、あなたはちゃんと、ここにいていいのです。

そして何より、あなたがあなた自身にやさしくできる日が増えたなら、それはかけがえのない成長でもあるのです。

まとめ

本日は「“気温は高い、気分は低い”…そんな日に、自分にかけたいやさしいひとこと」というテーマで綴ってみました。

  • 暑い日は誰でもしんどい。自分だけじゃないと知ること
  • がんばれない日こそ、休息を「調整日」ととらえる
  • 水分と一緒に、心にもやさしい言葉を
  • ひとつだけ「気持ちよくなる小さな習慣」を取り入れる
  • 何もできなくても、「それでもう十分」

どうか、この夏のあなたが、少しでもやわらかく、心地よく過ごせますように。

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