ヒーローやヒロインに憧れて――あの強さは、わたしの中にもある

本・映画・音楽からの気づき

子どもの頃から、映画やドラマの中で活躍するヒーローやヒロインが大好きでした。
強くて美しくて、ブレずに信じた道を突き進んでいくその姿は、ただの物語以上に、
わたしの心の奥深くにずっと影響を与えてきました。

そして気づけば、大人になった今でも
ワンダーウーマンやブラックウィドー、マーベルのヒーローたちに心を動かされています。

現実とは少し離れた世界だけれど、
彼女たちの姿に何度も励まされ、
「わたしも、ほんの少しでも、あんなふうに強くなれたら」と思い続けてきました。

本日は「ヒーローやヒロインに憧れて――あの強さは、わたしの中にもある」というテーマで綴っていきます。

憧れのはじまりは、小さなテレビの中だった

まだ子どもだった頃、週末の夜や長い夏休み、
テレビで流れる映画やアニメの中に登場する“強い女の子”や“戦うヒーロー”に、心を奪われました。

魔法少女、冒険家、未来の戦士たち。
彼女たちはいつも、自分を信じて、恐れずに困難に立ち向かっていきます。
迷ったり傷ついたりしながらも、最後には自分の力で立ち上がる。

何か特別な才能を持っていて、みんなに認められていて、
堂々と世界に向かって「わたしはここにいる」と言っている――
そんな姿に、ただただ憧れました。

現実とのギャップに戸惑った時期もあった

現実のわたしは、どちらかといえば目立たない方で、
人前で堂々と話すのも得意じゃないし、
特別な才能があるわけでもない普通の子どもでした。

だからこそ、余計にヒロインたちがまぶしくて、
“わたしとは違う世界の人”だと思うこともありました。

ときには「わたしも、誰かの役に立ちたい」「助けたい」と思っても、
どう声をかければいいかわからず、
あと一歩を踏み出す勇気が出なかったこともたくさんあります。
そうして何もできないまま過ぎていった時間に、
自己嫌悪を感じたこともありました。

ヒロインのように“強くあれたら”と願いながら、
実際には何もできない自分。
そのギャップに、落ち込むこともあったのです。

けれど今思えば、
そうやって“何かしたい”と願っていた気持ちそのものが、
もうすでにわたしの中にある“ヒロイン性”だったのかもしれません。

ヒロインたちは、いつも“わたし”に語りかけていた

ブラックウィドーが、孤独な過去を背負いながらも自分の選択で未来を切り開いていく姿。
ワンダーウーマンが、自分の信念を曲げずに世界と対峙するそのまなざし。

彼女たちは完璧だから素晴らしいのではなく、
“揺れながらも、自分を信じ続ける”その姿が力強いのだと、今なら分かります。

あの頃見ていたヒーローやヒロインは、
誰か遠い世界の偶像ではなく、
「あなたにも、そんな力があるんだよ」と語りかけてくれていたのかもしれません。

今も、ヒーロー映画を見ると泣けてしまう理由

大人になった今でも、ヒーロー映画やヒロインの物語を観ると、
なぜか心がふるえて、涙がこぼれてしまうことがあります。

それはきっと、「わたしも、こう在りたい」という願いが、
ずっと心の奥で生き続けているから。

たとえ魔法が使えなくても、超人的な力がなくても、
日常の中で誰かを助けたり、勇気を出して何かを変えたりすることはできる。
“わたしだけのヒロイン像”を生きることは、きっと今も可能なのだと思うのです。

あの日スクリーンで見たヒロインたちが、
どれほどわたしの想像力を育て、行動する力の種になってくれたことか。
「強さってなんだろう」「わたしにできることって何だろう」――
そんな問いをくれた彼女たちは、今でもわたしの心に生きています。

あなたの中にも、ヒーローはいる

ヒーローやヒロインに惹かれる気持ちは、
誰かを守りたい、変えたい、輝きたいという純粋な願いの表れです。

そしてその気持ちは、特別な誰かだけのものではありません。
大切な人にやさしくする勇気。
疲れた自分にねぎらいの言葉をかけるやさしさ。

日々のなかに現れる“強さ”と“誠実さ”こそ、本当のヒロインの姿なのかもしれません。

まとめ

本日は「ヒーローやヒロインに憧れて――あの強さは、わたしの中にもある」というテーマで綴ってみました。

この記事のポイントを振り返ります:

  • 子どもの頃から、スクリーンの中の強いヒロインたちに憧れていた
  • 現実の自分とのギャップに戸惑いながらも、憧れはずっと消えなかった
  • ブラックウィドーやワンダーウーマンの姿から、強さの本質に気づかされた
  • 今もヒーローに心動かされるのは、自分の中にもそうありたい願いがあるから
  • 誰の中にも、小さなヒロイン性は息づいている

“特別”じゃなくても、わたしの中にヒロインがいる。
それを信じて、今日を生きていきたいと思います。

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