
朝から仕事や家事に追われ、気づけば一日があっという間に過ぎてしまう。
そんな日々の中で「ちょっと疲れたな」と思う瞬間はありませんか?
本当は少し休みたい。でも時間は待ってくれない。
そんなときこそ大切なのが、短い時間で気持ちを切り替える「リセット習慣」です。
わざわざ予定を空ける必要はありません。
ほんの5分でできる小さな工夫が、心と体を軽やかにしてくれます。
本日は「忙しい日でもできる、5分間のリセット習慣」というテーマで綴っていきます。
深呼吸で気持ちをゆるめる
机に座ったままでもできる方法です。
- 背筋を伸ばし、目を閉じる
- 鼻からゆっくり息を吸い込み、お腹をふくらませる
- 口から細く長く吐き出す
これを3回繰り返すだけで、緊張していた体がほぐれ、頭もすっきりしてきます。
5分間、静かに呼吸だけに意識を向けると「いまここ」に戻れる感覚があります。
忙しさの波にのまれそうなときほど、呼吸は心を救ってくれる入り口です。
白湯やお茶をゆっくり味わう

いつもは無意識に飲んでしまう一杯を、意識的に「味わう」。
それだけでリセット時間になります。
温かい白湯やハーブティーを、香りを感じながら一口ずつ飲んでみましょう。
体の内側からじんわりと広がる温もりが、心までやさしく解きほぐします。
特に秋は、カモミールやルイボスなど、体を温めるお茶がおすすめです。
たった数分のティータイムでも、忙しい日常に小さな余白が生まれます。
外の空気を吸う
窓を開けたり、ベランダに立ったり、少し外に出てみたり。
環境を変えるだけで心は切り替わります。
涼しい風を感じながら「季節は確実に進んでいる」と意識すると、自分自身のペースも自然に調整されていくのを感じられます。
5分間、空を見上げたり、遠くの音に耳を澄ませたりするだけで、心は穏やかさを取り戻します。
音楽を1曲だけ聴く
好きな音楽を一曲選び、イヤホンで聴いてみるのもおススメです。
わずか5分でも気持ちはリフレッシュします。
アップテンポの曲で気分を高めるのも良し、静かなピアノ曲で心を落ち着けるのも良し。
音楽が持つ力は大きく、日々の疲れや緊張をやさしくほどいてくれます。
「一曲だけ」と決めることで、時間の負担もなく、集中して楽しむことができます。
軽いストレッチで体を動かす
座りっぱなしや立ちっぱなしで固まった体は、心の疲れにもつながります。
肩をぐるぐる回す、首をゆっくり回す、背伸びをする。
ほんの数分のストレッチでも血流が良くなり、体が軽くなるのを感じられます。
体をほぐすと自然に呼吸も深まり、思考までクリアになっていきます。
好きな香りに触れる
お気に入りのアロマやハンドクリームを手に取り、香りをゆっくり吸い込みましょう。
嗅覚は脳に直結しているため、気分を切り替えるのにとても効果的です。
柑橘系は気分をリフレッシュ、ラベンダーはリラックス。
小さな香りの習慣が、忙しい心に安らぎを与えてくれます。
ノートやスマホに短く書く
頭の中でぐるぐるしていることを、数行だけ文字にしてみる。
「今日やったこと」「気になっていること」「感謝したいこと」。
3行で十分です。
文字にすると頭の中が整理され、気持ちが落ち着きます。
書くことは「外に出す」こと。
小さなアウトプットが、大きな安心感につながります。
目を閉じて「何もしない」
あえて何もせず、椅子に座ったまま目を閉じる。
ただ呼吸の音や体の重みを感じるだけで、心は整っていきます。
数分の「空白」を持つことは、忙しい毎日において意外と難しいもの。
でもその短い時間こそが、心の余裕をつくる大切なスペースになります。
取り入れやすい時間帯の工夫

- 朝の出勤前に「深呼吸」
- 昼休みに「お茶を一杯」
- 午後の眠気には「外の空気」
- 夜寝る前には「音楽を一曲」
シーンごとに組み合わせれば、一日のどこかで必ず5分のリセットを確保できます。
大切なのは「特別な時間を作る」のではなく、「日常の一部にする」ことです。
小さな習慣を継続するヒント
- できなくても気にしない
- 思い出したときだけでOK
- 自分に合う方法を一つ選ぶだけで十分
「続けること」にこだわるより、「やれたこと」を大切にしましょう。
忙しい人にこそ、柔らかな視点が必要です。
忙しい人にこそ、柔らかな視点が必要です。
忙しさの中で「5分すら取れない」と感じる日もあるでしょう。
そんなときは、1分だけのリセット習慣を試してみてください。
- 深呼吸を一度だけゆっくりする
- カーテンを開けて外の光を浴びる
- 手を止めて「ありがとう」と声に出す
たった1分でも、気持ちは驚くほど変わります。
大切なのは「できなかった自分を責めないこと」。
ほんのわずかな工夫でも、未来の自分を助けているのです。
習慣化のコツも取り入れて
さらに続けやすくするために、習慣化のコツも取り入れてみましょう。
- 時間を決める(朝のコーヒーの前に深呼吸)
- 場所を決める(窓際で外を眺める時間)
- ご褒美を用意する(お気に入りのお茶を飲む)
こうした小さな工夫を積み重ねることで、リセット習慣は「特別なもの」ではなく「生活の一部」になっていきます
まとめ
本日は「忙しい日でもできる、5分間のリセット習慣」というテーマで綴ってみました。
- 深呼吸やストレッチで体をゆるめる
- 温かい飲み物や香りで気持ちを落ち着ける
- 外の空気や音楽で気分を切り替える
- ノートに書く、何もしない時間で頭を整理する
- 忙しい日常の中に、ほんの数分の余白をつくる
たった5分でも、心と体は驚くほど回復します。
無理に大きなことをしなくても、小さなリセット習慣を取り入れるだけで、毎日が少しずつ軽やかになっていくのです。
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