
一日が目まぐるしく過ぎていくとき、
気づけば「自分の心」が置き去りになっていることはありませんか。
予定が詰まっていたり、やることが山積みになっていたりすると、頭も体も忙しさに引きずられてしまいます。
けれど、本当に大切なのは「忙しさに飲み込まれないこと」。
小さな工夫をするだけで、同じ一日でもずっと軽やかに過ごせるようになります。
本日は「忙しさに飲み込まれそうな日、心を守る工夫」というテーマで綴っていきます。
忙しさに流されるときのサイン
「忙しい」と感じること自体は誰にでもあります。
けれど、心が追いつかないまま走り続けてしまうと、心身に不調が出てしまうこともあります。
忙しさに流されているサインとして、こんなものがあります。
- 呼吸が浅く、胸が苦しいように感じる
- 食事が早くなり、味わう余裕がない
- 気持ちが焦って、先のことばかり考えてしまう
- 夜になっても頭が休まらず、眠りが浅い
こうしたサインに気づいたときこそ、立ち止まって自分を守る工夫が必要です。
自分を守る工夫

① 呼吸と姿勢を整える
忙しさに流されているとき、無意識に呼吸が浅くなり、姿勢も前かがみになりがちです。
そんなときは、一度深呼吸をして背筋を伸ばしてみましょう。
- 椅子に腰をかけて目を閉じ、鼻からゆっくり息を吸う
- お腹がふくらむのを感じながら、口から長く吐き出す
- 背筋をまっすぐにして、肩の力を抜く
たった数十秒でも、心と体に余白が生まれます。
「呼吸と姿勢を整える」ことは、忙しさの渦から抜け出す最初の一歩です。
② “やらないこと”を決める
忙しいときほど、「あれもこれも」と手を広げがちです。
けれど、すべてをやろうとすることが、心をすり減らす一番の原因になります。
そこで大切なのは、「今日はやらないこと」を決めることです。
- 細かな掃除は明日に回す
- SNSチェックは一日一度にする
- 不要なメール返信は翌日にまとめる
「やらない」と決めることで、心に余白が生まれます。
完璧にこなすことよりも、自分の心を守ることを優先してみましょう。
③ 小さな休憩をあえて入れる

忙しいときほど「休んでいる暇なんてない」と思ってしまいます。
けれど、休まずに走り続けても集中力は落ちてしまい、結果的に効率が悪くなります。
そこであえて、意識的に小さな休憩を入れるのがおすすめです。
- 温かい飲み物を一杯ゆっくり味わう
- 窓を開けて深呼吸をする
- 机から立ち上がり、少し歩く
数分の休憩でも、頭がリセットされて心も軽くなります。
「休む時間をつくること」も立派な仕事のひとつだと捉えてみましょう。
④ 一日の終わりに「よかったこと」を思い出す
忙しい日を終えるとき、つい「今日も大変だった」と疲れだけを抱えてしまいがちです。
けれど、眠る前に「よかったこと」を一つでも思い出すことで、心はずっと安らぎます。
- 同僚の一言に励まされた
- 美味しいランチを食べられた
- 小さな仕事を一つ終えることができた
どんなに忙しい日でも、「よかったこと」は必ずあります。
その積み重ねが、明日を軽やかに迎えるための力になります。
私自身の体験から
以前の私は、忙しい日が続くと「とにかく頑張らなきゃ」と自分を追い込み、気づけば体調を崩してしまうこともありました。
休まずに走り続ければ成果が出ると思い込んでいたのです。
けれど、少しずつ「自分の心を守る工夫」を試すようになってから、同じ忙しさの中でも落ち着いて過ごせるようになりました。
呼吸を意識する、
やらないことを決める、
小さな休憩を入れる。
そんなささいな習慣が、心をすり減らさずに毎日を過ごすための支えになったのです。
忙しい日の中に「余白」を
忙しい一日でも、その中にほんの少し「余白」をつくるだけで、心は大きく変わります。
余白があるからこそ、忙しさに振り回されず、自分を見失わずにいられるのです。
大切なのは、忙しさをなくすことではなく、忙しさの中にどう余白をつくるか。
その視点があるだけで、日々はぐっとやさしくなります。
まとめ
本日は「忙しさに飲み込まれそうな日、心を守る工夫」というテーマで綴ってみました。
- 忙しさに流されるサインに気づくことが大切
- 呼吸と姿勢を整えるだけで心は落ち着く
- 「やらないこと」を決めると余白が生まれる
- 小さな休憩は効率を上げ、心を軽くする
- 一日の終わりに「よかったこと」を思い出すことで安らぎが残る
忙しい日こそ、自分の心を守る小さな工夫を大切にしてみてください。
きっと、同じ一日でも軽やかに過ごせるようになるはずです。
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